豊昇龍が変化した理由 横綱初優勝をかけ、大の里との千秋楽決戦へ
有料記事 優勝は両横綱に絞られた。大関琴桜の休場で不戦勝の大の里が13勝目。豊昇龍は立ち合い変化で2敗を守り、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で初めて、横綱同士が昇進後初の優勝をかけた千秋楽対決に臨む。新小結の安青錦は4場所連続の11勝目。若隆景、霧島の両関脇が負け越した。 みけんにしわを寄せ、鬼の形相になった。横綱豊昇龍が結びの一番へ。土俵に両手をおろした。 その数分前。国技館の相撲ファンが一斉に声を上げていた。 「ええ~!」。物足りない、という感情だ。優勝争いの先頭を走る